組み込み業界ってどんな業界?
実は事前にtwitterでどんなブログで書いてほしいことを募集していた。
その中のお題の一つ。
「業界的なことを知りたい」
という話があった。難しいことはわからんが、知っている限りのことを書いてみよう。
- 組み込み業界って何?
めちゃ簡単に言うとマイコンを使用した機器を扱う仕事は大体このカテゴリに入ると思う。じゃあ、
マイコンって何?
という疑問が出るが、ここはまた今度に致しましょう。これ話すとそれだけでブログネタになるんで。
マイコンは機械の中にちっちゃいPC(パソコン)入ってると思ってくれたら良いぞ!
具体的な例としては
- 洗濯機/冷蔵庫等の家電
- 携帯電話の中身
- 自動ドア等のセンサー
- IOT関係する機器
まあ色々ある。特に上記の中でもIot関係は結構言いたいことあるけど、まあこれもいずれ!
- この業界どうなん?儲かってるの?
うん、結構儲かってる感じがする※個人の感想です。
なんでそんな事言えるかって?
求人の多さ
2018年10月の転職求人倍率を発表。10月は1.68倍(前年同月差 ▲0.20) | プレスリリース | リクルートキャリア - Recruit Career
2018年10月時点の求人倍率
とあるエージェントで職種別での 求人倍率は
建設エンジニア (4.44倍)
組込・制御ソフトウエア開発エンジニア (4.23倍)
インターネット専門職 (4.09倍) が高い
とあった。オリンピックでめちゃ需要が伸びてる建設エンジニアに負けない求人の多さ、、これは正直びっくりした。お金なきゃ仕事なきゃ、求人なんかしないから、
それなりには儲かってる産業なのは間違いないと思う。
技術進化(みんなが安くボードを触れる環境になる)の速さ
Raspberry Piの出現は衝撃だと思う。組み込み業界でLinux乗るマイコンなんて限られてたし、そんな安くなかった(知る限りね。。)。それが、5~6000円で買えるのはすごい。資料も多いし。
これで圧倒的にインターネットに繋げやすくなったのは間違いないと思っている(ネットにつなごうとする発想が安易にできるようになったのも含めて)。
最近はAWSでゴニョゴニョしたら、組み込み機器とつながってデータ取ったりできるらしい。。すまんもう追いつけない。。知ってたら教えて・・エロい人・・今週のジャンプ、アゲルから・・・
そんな感じで今までジメジメしてた組み込み業界が一気にスターダムにのし上がる可能性をこの技術進化?(まあ、正確に言うと違うのかもしれんが・・)の速さは感じさせる
- この業界、なにしてるの?
ここでは組み込みの特徴をあげて置こう。特にソフトウェアから見たときの感想になるけど。。
ソフト/ハード両方の知見が必要
Raspberry Piで組み込み業界のHelloWorld、Lチカやろうとすると、普通にやったら、LEDと抵抗をブレッドボードで組んで、それからGPIOのどこで操作するか決定して、レジスター叩くということをしないとイケない。(他にも色々手抜きする方法あるけどw)
やはりちゃんとしようと思うと以下の知識・理解が必要になる
まあ、俗に言うミドルとかアプリ層とかやるならその限りではないけど、基本的には回路図読んで、レジスター表見て、適切な設定にして、オシロで波形確かめるような業界なので当然のように電気系統の知識・知見が欠かせなくなってくる。
デバッグするときもハードに疑いがあるときだってある。それを見つけるのはソフト屋の仕事だったり・・はぁ、めんどうな!!と思う事が多い。
そして多分組み込み入門最大の難関だと思う。ソフトで言語使えればオッケーの世界じゃないからね。
何するにもハードがいる
ソフトだけでデバッグできると思った?残念、ハード無いとまーーーーできない!!
シミュレーターなんて組み込み開発で作らないし(任天堂DSとかのゲーム機とか、スマートフォンだとかはまあ、まだあるかも?)、もともと専用性に特化したもの多いから、
ハードがないとソフトが動くかなんて全くわからないといっても過言ではない。
はっきり言ってLチカ一つだってうまく動くかはハードで動かすまでわからない世界なので結局いる。多分普通のソフトウェア開発だと、なかなかない話なのかな?と思う。
ま、本番環境のデータサーバとかでSQL叩くとき、ドジ踏むと、12時間ぐらい帰ってこないとかあるのと一緒だよ、って言うと少しは分かってもらえるんだろうか?
動かさないとわかんないんだよ、基本的には。